のも丸の日記

本の感想又は日々の出来事にて感じたことを発信していきます。

意外と知らない江戸時代の実情

 

 

 

どうも!

 

 

 

のも丸です!

 

 

 

 

先日、書店をうろついていたところ、

 

 

 

 

この本を発見!

 

 

 

 

 

 

本当はブラックな江戸時代

本当はブラックな江戸時代

 

 

 

 

ブラック。。。

 

 

 

高校では日本史の勉強は大してしてなかったし、大学受験では日本史選択していないから、歴史に関すること全然知らないなぁ。

 

 

 

 

これ読めば歴史がわかるわけじゃない気はするけど

 

 

 

読んでみるか!

 

 

 

 

いうわけで買いました。

 

 

 

 

 

 

・休日は年に二日のみ

 

 

 

はい、早速ブラック。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

江戸時代は11,12歳で奉公に出るのが普通であった。

 

 

今でいうと、小学校卒業にあたる年頃だ。

 

 

奉公先で寝泊まりが当たり前なので、実質24時間労働。それも10年契約。長い。

 

 

最低限の衣食住は保証されていたが、給与はないに等しい程度であった。

 

 

江戸時代は子供は多くいたので、安く労働力を得ることができて雇用者にとっては嬉しいものである。

 

また、今の時代のように十分な食料が確保できず粗末な食事であった江戸時代では、飯を食わせる負担から逃れることができて、親にとっても利点がったようだ。

 

 

 

 

 

うーん、今では考えられない。

うぅーん。

 

  

 

 

親が喜んで子供を他人に預けることも、実質24時間低賃金で労働することも。

 

この時代ではそれが当たり前だったのだろうからどれほど辛いと感じていたのかはわからないが、10年間ほぼ休みなしで思春期を終えるのはいささか辛いものである。

 

 

 

 

 

自分が中学、高校、大学生活を経験していないでずっと働くと考えると。。。

 

 

 

 

うん。

 

 

 

江戸はブラック企業の巣窟であったのだ。

 

 

 

 

 

・吉原の実情

 

 

吉原とは、現在の風俗店のようなもの!名前くらいは聞いたことある人が多いんじゃないですかね。

 

 

実は今の風俗店とは全く違う世界だったようで。

 

 

 

 

どどんっ!

 

  1. 自分の意志関係なしに働かされる!
  2. 死と隣り合わせ!
  3. 上手くいけば超贅沢!

 

 

 

まず、吉原に行く人って親に売られているみたいなんですよね。金がないから娘を売るんです。

 

 

ここでも10年契約は適用され、最初に一括で給与を支払ってくれるらしいんですよ。

 

 

 

そして、その金はすべて親にいく。

 

 

 

つまり娘は親に売られた挙句、一銭もお金もらえないんですよ。いくら働いてもお金もらえないんですよ。

 

 

 

 

 

 

え。最悪じゃないか??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう思いますよね。

 

 

うんうん僕もそう思いましたよ。

 

 

 

しかも当時は避妊・性病予防具がなかったため、ほぼ確実に淋病や梅毒といった性病に罹患したみたいなんです。

 

 

20代で死ぬ遊女がほとんどだったとか。

 

 

10年間も避妊具使わずに不特定多数の男と性行為してたらそりゃそうなりますよね。

 

 

 

 

 

尚更最悪やんけ!!!

 

 

 

 

 

 

 

うんうんうんうんうんうん、そう思いますよね。

 

 

 

 

でも実は良い面もあったようで、

 

 

 

吉原に来るような人はお金持ちが多いため、売れっ子になり常連がつくとお金をもらえるみたいなんですよ。

 

 

給与は0円でもそうして上手く稼いでいたみたいなんです。農作業や果てしない労働をせずにお金がもらえて、贅沢していたらしいんです。

 

 

20代で死ぬとしても誰もが羨むような華やかな生活を送っていた人もいるということで、花魁として吉原で働くことは、当時の環境を鑑みると一概に悪いとは言えないのかもしれませんね。

 

 

あくまで当時の労働環境での話であって、現代では最悪ですけどね笑

 

 

 

 

 

 

 

ただ、売れない人はどういった末路を辿ったんでしょうね。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・江戸っ子は風呂に入らない!?

 

f:id:monpucchisnb:20170703162106j:image

 

 

 

 

 

ある本によると江戸っ子は1日4,5回風呂に入ると記載されている。

 

今と違って、家に風呂がないのは当たり前であったため、銭湯に行くのである。

 

1日5回も銭湯と家を往復していたら、それだけで1日の大半を使ってしまうのではないか?

 

 

滝沢馬琴の『馬琴日記』に当時の入浴状況が記されている。

 

それによると銭湯に行ったのは8か月に10回ほどらしい。

 

 

 

つまり、20日に1回である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

汚っ!!!

 

 

 

7月入って最近めちゃ暑いから20日入らないなんて考えられないよ!

 

 

 

 

その身体で吉原とかに行ってたのか。。。。

 

 

 

 f:id:monpucchisnb:20170703162110j:image

 

 

 

 

老いたら剣術は衰える

 

f:id:monpucchisnb:20170703162150j:image

 

 

 

 

 

時代小説や漫画などでは、よろよろのおじいちゃんがシュパッ!と刀を振り、粗暴な男を倒す

 

 

 

なんてことありますよね。

 

 

実際剣術を身に着けた人は年老いてもその技術は健在であったのか

 

 

というと、実はそうではなかったようでこんな話がある。

 

 

 

 

剣術に優れている80歳近いおじいちゃんが道場を開いていた。

 

そこでは、多くの門弟がおり、師範であるおじいちゃんに教えられながら日々邁進していた。

 

 

 

ある日宴会が開かれ、酔った門弟の一人が

 

 

「実は師範強くないんじゃないの?俺と試合してくださいよぉ!」

 

と調子に乗り始めた。

 

 

門弟の中で一番の腕利きである。

 

 

周り門弟たちは「こいつなめてんな、師範!懲らしめてやってください!」と乗ってきた。

 

 

 

師範は、(やばいやばい、年老いたし勝てるわけない)と思い、「年老いた故、ご勘弁願う」などなんとか避けようとする。

 

 

それでもその流れは変わらず、試合をする流れになってしまったため、師範は渋々了承して、試合に臨んだ。

 

 

門弟たちは師範が勝つ前提でワクワクワクワク。

 

 

 

 

 

 

 

 

結果はというと

 

 

みなさんお察しの通り

 

 

 

 

 

 

師範は瞬殺されました。

 

 

f:id:monpucchisnb:20170703162817j:image

 

 

木刀なのでもちろん死んだわけではなく、実際は気絶したそうですが。

 

 

 

 

 

 

門弟は唖然としたことでしょう。

 

 

 

年をとると、オリンピック選手ですら中学生に敵わないというのに80歳近い師範が10代、20代の若者に負けるのは当たり前ですよね。

 

 

やっぱりおじいちゃんが強いのは、時代小説や漫画の世界特有なんですね。

 

 

 

・まとめ

 

 

 他にも

 

  • 虐待が多い
  • 町がうんこ臭い
  • 魚すぐに腐る
  • 拷問がきつすぎる
  • 身分制度のせいで生きにくい
  • 人殺しても罪に問われない
  • 警察がポンコツ

 

 

など驚くべき実態がいくつも書いてありました。

 

 

 

いやー、やっぱり今の時代は恵まれているなとつくづく実感。

 

 

住みやすい世の中なんですねえ。

 

 

 普段は読まないジャンルの本を読むことも新しい知識を得られていいですね。

 

面白い!

 

 

 

以上!

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!)^o^(